入院保障のしくみから
保障を増やせば増やすほどデメリットになります。
言い換えると
保障してもらうつもりが、保障する側にすり替わるのです。
例えば、
日額5千円、保険料¥3,000
日額1万円にすると保険料も倍の¥6,000になります
1年経過時
保険料¥3,000を12回支払うと¥36,000
保険料¥6,000を12回支払うと¥72,000
日額を5千円多く保障してもらうために保険料を¥36,000多く支払います。
¥36,000多く支払った分を日額5千円で取り戻すには
8日入院しなければなりません。
しかし、支払った分が戻ってくるだけでは保障を増やした意味がありません。
保険ですから、支払った額の最低でも2~3倍の保障がないと意味がありません。
3年経過時
日額5千円の保険料¥3,000を36回支払うと¥108,000
日額1万円の保険料¥6,000を36回支払うと¥216,000
日額5千円多く保障してもらうために保険料を¥108,000多く支払います。
¥108,000多く支払った分を日額5千円で取り戻すには
22日以上の入院をしなければなりません。
しかし、支払った分が戻ってくるだけでは保障を増やした意味がありません。
保険ですから,支払った額の最低でも2~3倍の保障がないと意味がありません。
このように保険料を支払い続けるほど
支払った分を取り戻すために最低限入院しないといけない日数が増えていきます。
すなわち
長く支払えば、自分が保険会社に成り代わっているのです。
医療保険は,治療を希望する限り避けられないのは治療費です。
その他の差額ベッド料は希望しなければ支払わなくても良いことになっています。
収入の補填も傷病手当があり、何日入院するかも分からないことに馴染みません。
また、医療費負担額は1ヶ月に負担する上限が決まっています。
その医療費負担額を保障で補うために保険料を支払うのだから、保険料負担も多くすると保険の意味がなくなります。
このようなことから
入院保障は医療費負担額を補える困らない額まで少なくしなければ保険にならないのです。
補う医療費負担額は収入で決まっているだけです。
だから、お子様の人数が増えた、家庭環境が変わったなどでライフステージが変わったら見直しが必要など関係ないのです。
収入が大幅に変わったら(減少したら)医療費負担額も下がるために,余計に保険料が見合わなくなるため、その時は早急に保険を止めて、入院したら直接支払うことが一番の得策です。