一般世帯に該当する方が負担する医療費

６９歳以下、一般世帯に該当する方が病院に支払う医療費は

￥８０，１００＋（医療費－￥２６７，０００）×１％＝負担額

４ヶ月目以降７月までは￥４４，４００（負担額）

医療費とは、診察代、注射代、検査代、入院費、手術費、薬代、などのことです。

医療費負担額とはかかった医療費に対しての負担額です。病名に対しての負担額ではありません。

医療費の総額が１ヶ月間で￥２６７，０００になるまでは病院窓口に３割負担。

￥２６７，０００を超えると超えた部分の１パーセントを￥８０，１００に加算した額が負担額になります。

例えば、１ヶ月の医療費総額が１００万円になった場合

￥８０，１００＋（１００万円－￥２６７，０００）×１％＝￥８７，４３０（負担額）

医療費が２００万円になった場合

￥８０，１００＋（２００万円－￥２６７，０００）×１％＝￥９７，４３０（負担額）

４ヶ月目以降、７月までの入院は１ヶ月￥４４，４００が負担する限度です。

すなわち、１ヶ月の医療費の総額が￥１４８，０００になるまでは３割負担、

￥１４８，０００を超えるといくらになっても負担は￥４４，４００です。

この負担額を累計すると入院しなくても入院した月数別の医療費負担額が分かります。

従って、医療保険で入院を保障される日数の限度である１入院の日数を月数に置き換えると

その保障で補う医療費が分かります。

医療保険の必要保障額

上記、医療費負担の早見表から１年入院して支払う医療費の目安は６７万円。

従って、６０万円以上の医療費を支払っても困らない預金があれば約１年分の入院費を支払えるので保険に入るまでもないと思われます。

医療保険を考える基準

必要保障額

１ヶ月に支払う医療費９万円を補える入院保障日額３千円以上あれば良い。

他に必要な入院保障はありません。

注意点は保険料を負担する限度
保険で補う医療費と同額以内。

例えば、入院を保障する１入院の日数が６０日の保障だと、保障される日数と同じ６０日（２ヶ月）の医療費を保障で支払うために保険料を支払って保障で支払う構図

だから、

保険料の支払い総額は１８万円以内でなければ保険に入る価値がないと分かります。

保険加入で重要なことは、

医療費よりも保険料負担が安くなければ保険にならないことです。

従って、いくらの医療費を補う保障なのかを確認し保険料の支払い総額を確認してその保険に価値があるかを判断することから始まります。

※現在、持病がある方が入れる保険がありますが
　現時点で持病があっても、健康な方でも、入院されている方でも、医療費を負担する額は同じ

　です。
　

　従って、保険料を同じように確認し、保険に入る価値があるかを確認しなければなりません。

　ちなみに、２ヶ月の入院を保障する保険で健康な方でも入れる保険の保険料が医療費よりも　
　安い保険はありません。

　持病がある方の保険料は健康な方が加入できる保険料より危険保険料として割り増しされて

　いますからから、さらに加入する価値がないということです。
　保険に入れるだけで無駄な保険料支払いになり自分のためにならないということです。

保険加入は補う医療費よりメリットがある保険を探すことから始まります。

だから、相談が必要です。